物語のはじまり
遠い昔、まだ人間に妖怪の姿が見えていたころから、人間と一緒に生きていいこうとする精霊妖怪と、人間を支配しようとする魔妖怪は、激しく争っていました。
ある時、そんな争いの場に一人の剣士があらわれ、妖怪たちにどちらも死ぬことのない戦いの仕方を教えました。それ以来、勝った方が負けた方の封印が解ける日まで、人間界に大きな力を持つことになりました。そして竹の花が咲き乱れる今、その封印が解ける日がやってきたのです。
力が勝っていた魔妖怪たちは次の戦いに「人間たちの永遠の支配をかける」と一方的に宣言してしまいます。しかし、今回の勝負は「総大将を人間の子どもにしなければならない」という取り決めもありました。精霊妖怪の頭領「ぬらりひょん」はそれを見越して、座敷童子マヤに総大将に相応しい人間の子どもを見つけるようにと言いつけていたのでした。
マヤが見つけた精霊妖怪の総大将は？そして魔妖怪たちが用意したおそろしい罠は・・・
